豊川さん演じる木下圭介(きのした けいすけ)は、妻と死別して以来、工場の離れで幼い娘とふたり暮らし。下町の金属加工工場を支える腕のいい職人であり、少年野球チームの監督も務める明るい男です。圭介は、人情あふれる下町の仲間に囲まれて、娘と一緒に楽しく暮らしてきましたが、ここ最近物忘れが激しくなり、ある日突然、その原因は“若年性アルツハイマー”だと診断されてしまいます。一方、芦田さん演じる木下美雨(きのした みう)は、しっかりしていますが、中身はまだまだ子ども。母を亡くした寂しさを父ゆずりの明るい性格ではね除けていました。しかし、父と仲良く2人3脚で過ごしてきた日々が、彼の突然の病によって一変することに…。
幼い娘をずっと守りながら育ててきた父と、お母さんがいなくてもお父さんと一緒なら大丈夫と信じてきた娘――強い絆で結ばれた父娘は、この現実とどのように向き合い、どう乗り越えていくのでしょうか?
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